交通安全

自動車の安全運転のポイント

自動車を運転する際の安全のポイントとして、「交差点付近は、特に危険を予測した安全運転を心がける」「交差点・カーブや夜間の走行では、スピードを落とす」といったことは当たり前のことですが、そのほかにも、さまざまな注意点があります。家族の安心、幸せのために、今一度、自分に照らし合わせてチェックしてみましょう。

皆さんはきちっとできていますか?

  1. シートベルト・チャイルドシートを正しく装着し、死傷事故の予防を徹底している。
  2. 日没から夜間にかけてはもちろんのこと、天候状況に応じ、早めにライトを点灯している。
  3. タイヤや、ワイパーブレードゴムの磨耗状況をまめに確認している。
  4. 通い慣れた直進道路でも、漫然運転やわき見運転をすることなく、緊張感をもって運転している。
  5. 帰宅を急いでいたり、疲れていたりしても、平常心を保ち安全運転をしている。

高速道路走行時はどうですか?

  1. 追い越しや車線変更の際は、後方に自車を追い越そうとしている車がないか十分確認しており、方向指示器での進路変更の合図も早めに出している。
  2. トンネルに進入する際は、必ずライトをつけ、減速してから入るようにしている。
  3. トンネル内では、十分な車間距離をとり、車線変更はしない。
  4. トンネルの出口では、特に強い横風に合う可能性があることを意識し、ハンドルをしっかり握り速度を落として走行している。
  5. 道路交通情報等で、目的地までの天候、道路の状況を必ずチェックしている。

行楽・帰省時はどうですか?

  1. 渋滞や疲労運転を予測し、余裕ある運行計画をたてている。
  2. 渋滞中や疲労時には、こまめに、また十分に休憩をとっている。
  3. 好きな歌を唄ったり、ガムを噛んだりして、眠くならないように工夫をしている。
  4. 眠くなったときは、決して無理をせず、早めに休憩、仮眠をとっている。

いかがですか?
シートベルトの着用推進やチャイルドシートの正しい取り付け方法等のほか、さまざまな交通安全に関する情報が掲載されているホームページをご紹介します。

事故発生時の対応について

事故は起きてはならないことですが、もし、自分が事故に巻き込まれたり、事故を引き起こしてしまった場合は、決してあわてず、冷静に対処するように心がけてください。

もし事故が起きてしまったら

事故が起きてしまった場合は、続発事故を防ぐとともに、負傷者がいる場合は、何よりもまず負傷者の救護を優先することが大切です。事故が起きてしまった場合の対応について、常日頃から頭に入れておき、いざという時に冷静に対応できるようにしておくことが大切です。

現場の安全確保と続発事故の防止
  • 交通事故を起こしてしまったら、まず車を停止させて、事故の状況を確認してください。また、続発事故を防ぎ、現場の安全を確保してください。
  • 後続車との追突事故を防ぐために、ハザードランプをつけ後続車に合図を送りながら、路肩等の安全な場所に停車させてください。
  • 車を降りたら、三角停止表示器材などを置き、後続車に事故が起きたことを知らせます。(※)
  • 三角停止表示器材は現場から、できれば50mくらい離しておきます。このとき近くにいる他車(者)に協力を求めてください。(※)
  • 状況によりますが、負傷者がいる場合は、負傷者の救護を優先します。
負傷者の救出
  • 負傷者がいる場合は、負傷者の救護を何よりも優先してください。
  • 負傷者のケガの程度を確認するために、「大丈夫ですか」「しっかりしてください」等、声をかけてください。その反応によって、負傷者の意識状態を判断し、適切な処置をとることができます。
  • もし負傷者が危険な場所にいるときには、安全な場所に移します。道路に倒れている場合は、歩道等、安全な場所に移します。車の中に閉じ込められているときは、すぐに救出してください。
救急車の手配

救急車の手配が必要な場合は、119番に連絡します。担当者から必要なことを尋ねられるので、落ち着いて答えてください。

  1. 交通事故の発生場所
  2. 交通事故の内容
  3. 負傷者の数と傷の程度
  4. 車内に閉じ込められた人の有無等

もし自分で救急車が呼べない状況のときは、周囲の人に頼んで呼んでもらうようにしてください。
通行人が通報してくれた時は、氏名、住所、電話番号を尋ね、感謝の意を表わします。後日、目撃者として何かを依頼する場合もあります。

警察への通報

警察への通報は110番に連絡します。担当者から必要なことを尋ねられるので、落ち着いて答えてください。

  1. 交通事故の発生場所
  2. 交通事故の内容
  3. 負傷者の数と傷の程度
  4. 車内に閉じ込められた人の有無等
  5. 損壊した物と損壊の程度

警察への報告は道路交通法で定められているだけでなく、交通事故証明書を発行してもらうためにも必要です。
交通事故証明書がないと、保険会社から保険金が支払われないことがありますので、必ず報告するようにしてください。

事故発生状況の把握、事故報告
  • 事故発生時の正確な状況の把握は過失の程度、事後の示談交渉における保険金の支払いを決定するうえで重要なポイントとなります。
  • 事故の相手は必ず確認し、また事故を目撃した人がいれば目撃者の氏名、住所、電話番号をメモしておきます。
  • 通勤途中や業務中に交通事故にあった場合は、必ず勤務先へ事故の報告を行い、事故の処理について指示を受けてください。
その他の留意事項
  • 事故現場では、人身事故、物損事故を問わず、相手方との示談は絶対にしないようにしてください。示談についての交渉は保険会社もしくは勤務先の担当者を通して行うようにしてください。
  • 事故車は、最寄りの修理工場へ運びますが、車の破損がひどく走行できない場合は、レッカー車を手配して運んでもらうようにしてください。
  • 事故現場での処理が一通り終わったら、事故の報告を必ず自動車保険の保険会社または代理店へ連絡します。保険会社の担当者または代理店から、必要なことを尋ねられるので、落ち着いて答えてください。

保険会社への事故報告に必要な事項

自動車保険の証券番号、保険期間、契約者の氏名および電話番号、運転者の氏名および電話番号、自車の登録番号、事故年月日、事故場所、事故状況、免許証番号、届出警察、相手(被害者等)の氏名および電話番号、相手車の登録番号、病院の名称および電話番号、負傷の程度、修理工場、車の破損程度