生涯生活設計に関する統計データ
高齢社会の到来
- 厚生労働省 「簡易生命表」
「平成30年簡易生命表」によると、男性の平均寿命は81.25年、女性の平均寿命は87.32年となっています。
- 厚生労働省 「完全生命表」
完全生命表は、国勢調査による日本人人口(確定数)や人口動態統計(確定数)をもとに5年ごとに作成されており、簡易生命表は、推計人口による日本人人口や人口動態総計月報年計(概数)をもとに毎年作成されています。平成29年3月に「第22回生命表(完全生命表)」が発表されました。第22回生命表によると、男性の平均寿命は80.75年、女性の平均寿命は86.99年となっています。
- 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口」
65歳以上人口(老年人口)割合をみると、平成27(2015)年現在の26.6%(4人に1人を上回る状態)から、出生中位推計では、平成48(2036)年に33.3%で3人に1人となり、平成77(2065)年には38.4%で2.6人に1人となっています。(平成29年4月推計結果)
生きがい
余暇
家族
- 厚生労働省 「平成30年国民生活基礎調査」
65歳以上の人がいる世帯の世帯構造は、昭和61年は、「三世代世帯」が44.8%と最も多く、次いで「夫婦のみの世帯」が18.2%、「単独世帯」が13.1%であったのが、平成30年には、「夫婦のみの世帯」が32.3%と最も多く、次いで「単独世帯」が27.4%、「親と未婚の子のみの世帯」が20.5%で、「三世代世帯」が10.0%となっています。
- 国立社会保障・人口問題研究所 「第6回全国家庭動向調査」(平成30年7月)
夫と妻の合計を100%としたときの夫の家事分担割合は16.8%、夫の育児分担割合は20.4%で、いずれも第2回調査(平成10年)の11.3%、15.5%から増加は続いていますが、依然として妻が家事、育児の大部分を担っているとの結果でした‥‥あなたはいかがでしょう。
- 内閣府 『「男性にとっての男女共同参画」に関する意識調査』(平成24年4月)
妻とよく話す男性は、全く話さないものに比べ、「何もやる気がしないと感じたこと」「死にたいと思ったこと」が少ない傾向にあります。また、妻とよく話す男性は、全く話さないものに比べ、定年後の楽しみ・計画がある者が増加する傾向が見られます。
地域社会活動・生涯学習
- 内閣府 「生涯学習に関する世論調査」(平成30年7月)
この1年間に生涯学習をしたことがある人に、生涯学習を通じて身につけた知識・技能や経験をどのように生かしているか聞いたところ、「自分の人生がより豊かになっている」と回答した人の割合が50.5%と最も高く、以下、「仕事や就職の上で生かしている」(47.9%)、「家庭・日常の生活に生かしている」(40.0%)・「健康の維持・増進のため」(29.9%)などの順となっています。
- 総務省 「平成28年社会生活基本調査 生活時間に関する結果」
生活時間の配分、自由時間における主な活動について5年ごとに調査。
「ボランティア活動」の行動者率(10歳以上の人口に占める行動者数の割合)を種類別にみると、「まちづくりのための活動」が11.3%と最も高く、次いで「子供を対象とした活動」が8.4%などとなっています。これを平成23年と比べると、「まちづくりのための活動」が0.4ポイント上昇、「子供を対象とした活動」が0.2ポイント上昇などとなっています。一方、「災害に関係した活動」が2.3ポイント低下、「自然や環境を守るための活動」が0.7ポイント低下などとなっています。
- 内閣府 「高齢者の地域社会への参加に関する意識調査」(平成26年3月)
この1年間に、個人または友人と、あるいはグループや団体で自主的に行われているいずれかの活動を行った、または参加して「活動全体を通じて、参加して良かったと思うのはどのようなことか」と尋ねたところ、「新しい友人を得ることができた」が48.8%で最も多く、以下、「生活に充実感ができた」が46.0%、「健康や体力に自信がついた」が44.4%、「お互いを助け合うことができた」が33.9%、「地域社会に貢献できた」が27.5%となっています。
健康
- 厚生労働省 「平成30年国民健康・栄養調査」
「身体状況及び糖尿病等に関する状況」「栄養・食生活に関する状況」「身体活動・運動及び睡眠に関する状況」などを調査しています。
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厚生労働省 「平成30年人口動態統計」
- 平成30年の死亡数を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物で37万3584人、死亡率(人口10万対)300.7、第2位は心疾患20万8221人、167.6となっています。男女ともこの順位は変わりません。第3位以降は性別により違いがあり、男性は脳血管疾患、肺炎、老衰、不慮の事故、誤嚥性肺炎、慢性閉塞性肺疾患の順で、女性は老衰、脳血管疾患、肺炎、不慮の事故、誤嚥性肺炎、血管性等の認知症の順となっています。
経済生活
家計の収支
経済的備え
- 金融広報中央委員会 令和元年「家計の金融行動に関する世論調査」
老後の生活について「心配である」(「非常に心配である」と「多少心配である」の合計)と回答した世帯は81.2%と前年(79.2%)比、上昇しました。「心配である」としている世帯では、その理由について「年金や保険が十分ではないから」が73.4%(前年72.6%)、「十分な金融資産がないから」は69.7%(前年69.0%)でした。
- 文部科学省 平成30年度「子供の学習費調査」
幼稚園3歳から高等学校第3学年までの15年間の学習費総額は、すべて公立の場合は約541万円で、小学校だけ公立の場合は約1,063万円となっています。
- 日本学生支援機構 「平成30年度学生生活調査」
授業料などの学費と生活費の合計は、自宅から通う場合は国立大学が109万100円、公立大学が110万1100円、私立大学が175万9400円で、下宿等の場合は国立大学が174万3500円、公立大学が167万4600円、私立大学が249万2500円となっています。
- 生命保険文化センター 令和元年度「生活保障に関する調査」
入院時の自己負担額、老後の最低日常生活費など具体的な生活費のめやすや介護に対する不安、生命保険の加入金額、これから力を入れたい保障準備などを調査結果から見ることができます。