アイリスプラン 年金コース Q&A
- 一般型で加入する場合と個年型で加入する場合の主な相違点は?
- 支払った掛金は、どの保険料控除の対象になりますか?
- これから加入したいのですが年齢制限はありますか?
- 一般型・個年型の両方に加入することはできますか?
- 積立ての方法はどうなっているのですか?
- 掛金の最低・最高口数は?
- 個年型に加入し、10年未満で脱退すると要件違反として課税されますか?
- 積立金の一部の払い出し(減口)はできないのですか?
- 積立期間中に休職になった場合の取り扱いは?
- 本人が死亡した場合はどうすればいいのですか?
- 積立金残高は加入者に通知されますか?
- 積立てはいつまででもできますか?
- 定年退職するのですがどうしたらいいですか?
- 定年以外で退職する場合はどうしたらいいですか?
- 年金の種類はいつ選べばいいのですか? また、年金の種類は自由に選択できますか?
- 積立金がどれくらいあれば年金がもらえますか?
- いつから年金は受け取れますか?
- 年金は何月にもらえますか?
- 年金受給中に残りを一時金として受け取れますか?
- 在職中に脱退や払出しをした場合の税金はどうなりますか?
- 年金にかかる税金はどうなりますか?
- 引受生命保険会社はどこですか?
- 住所が変わりました。どうすればいいですか?
- 月払・ボーナス払掛金の増額、減額はできますか?
- 加入していますが、年金証書がありません。
- 制度運営事務費0.9%とは何ですか?
- 途中解約はできますか?また、この場合、すぐ積立金は戻ってきますか?
- 途中解約したら、減額がありますか?
- 死亡時の、積立金の受取人の指定はできますか?
- 申込後、加入のお知らせはいつ届きますか?
- 年金証書はいつ届きますか?
- 所属が変わりました。どうすればいいですか?
Question 1
一般型で加入する場合と個年型で加入する場合の主な相違点は?
Answer 1
一般型 | 個年型 | |
---|---|---|
税制 | 一般の生命保険料控除の対象 | 個人年金保険料控除の対象 |
新規加入の 資格年齢 |
申込日現在健康で正常に就業し、現職の組合員(加入者)で加入日から掛金払込完了日※まで積立期間が2年以上ある組合員(加入者) ※ 掛金払込完了日 |
申込日現在健康で正常に就業し、現職の組合員(加入者)で加入日から掛金払込完了日※まで積立期間が10年以上ある組合員(加入者)
※ 掛金払込完了日 |
掛金払込の 全口中止 |
可(払込中止期間は最長3年間) | 不可 |
積立金の一部 払出し(減口) |
可 | 不可 |
年金の 受給資格 |
満55歳以上の退職者(私学共済の加入者は任意脱退者を含む)。 初年度年金月額が1万円未満の場合、年金払の取り扱いはできません。また、前厚年金の場合は、前厚割合が2対1の場合は2万円以上、3対1の場合は3万円以上が必要です。 |
掛金積立期間が10年以上かつ満55歳以上の退職者(私学共済の加入者は任意脱退者を含む)。 ただし、確定年金の支給は満60歳からです。 |
年金の種類 | [定額型確定年金] ・2~5年確定年金 ・10年確定年金 ・15年確定年金 [前厚(まえあつ)年金] ・前厚10年確定年金 ・前厚15年確定年金 ・前厚10年保証期間付終身年金 ・前厚15年保証期間付終身年金 (前厚期間は2~5年、割合は2対1と3対1の中から選択できます。) [定額型終身年金] ・10年保証期間付終身年金 |
[定額型確定年金] ・10年確定年金 ・15年確定年金 [前厚(まえあつ)年金] ・前厚10年確定年金 ・前厚15年確定年金 ・前厚10年保証期間付終身年金 ・前厚15年保証期間付終身年金 (前厚期間は2~5年の中から選択できます。割合は2対1) [定額型終身年金] ・10年保証期間付終身年金 積立期間が10年未満の場合は年金受取できません。 満60歳未満での年金受取は保証期間付終身年金のみとなります。 |
※ご加入後、加入型の変更はできません。
Question 2
支払った掛金は、どの保険料控除の対象になりますか?
Answer 2
一般型は、一般の生命保険料控除の対象となりますが、その対象額は支払った掛金のうち制度運営事務費 0.9%を除いた額となります(一時払保険料には、制度運営事務費はありません)。
個年型は、個人年金保険料控除の対象となりますが、その対象額は支払った掛金のうち制度運営事務費 0.9%を除いた額となります(一時払保険料には、制度運営事務費はありません)。
・令和6年4月1日時点の税法に基づき記載しています。
税務の取扱いについては税制改正により、今後変更となることがあります。
Question 3
これから加入したいのですが年齢制限はありますか?
Answer 3
一般型に加入するためには、掛金払込完了日※までの積立期間が2年以上あることが必要ですので、積立期間が2年未満になる組合員は加入できません。個年型に加入するためには、掛金払込完了日※までの積立期間が10年以上あることが必要ですので加入の際はご注意ください。
なお、加入年数が短いと積立金(脱退一時金)は払込保険料の合計を下回ることがありますのでご注意ください。
※ 掛金払込完了日
文部科学省共済組合の組合員は定年到達日、公立学校共済組合の組合員は退職日、私立学校教職員共済制度の加入者は、60歳誕生月をさします。
Question 4
一般型・個年型の両方に加入することはできますか?
Answer 4
それぞれの加入資格を満たしていればできます。
Question 5
積立ての方法はどうなっているのですか?
Answer 5
月払・ボーナス払・一時払の3つの積立方法があります。しかし、月払に加入していないとボーナス払、加入時一時払ができません。
※一時払は加入時と退職時のみの取り扱いとなります。積立期間中に一時払はできません。
Question 6
掛金の最低・最高口数は?
Answer 6
月払掛金 | 1口 1,000円で、2口から999口まで (2千円~99万9千円) |
---|---|
ボーナス払掛金 | 1口 10,000円で、1口から200口まで (1万円~200万円) |
加入時一時払掛金 | 1口 10万円で、1口から500口まで (10万円~5,000万円) |
退職時一時払掛金 | 1口 10万円で、1口から500口まで (10万円~5,000万円) |
※ボーナス払・加入時一時払は月払加入が条件となります。また、退職時一時払掛金は、確定年金を選択する場合、退職時の積立金額と同額(10万円単位)または5000万円のどちらか少ない方の範囲内です。
Question 7
個年型に加入し、10年未満で脱退すると要件違反として課税されますか?
Answer 7
10年未満で脱退してもそれまで控除を受けていた部分については課税されることはありません。
ただし、脱退一時金を受取る場合は次の算式で得た額が、一時所得として課税の対象となります。
一時所得の課税対象額=(脱退一時金額-払込保険料合計額-50万円)×1/2 (ほかに一時所得がない場合)
※所得税に加え復興特別所得税が課税されます。
税務の取扱いについては税制改正により、今後変更となることがあります。
Question 8
積立金の一部の払い出し(減口)はできないのですか?
Answer 8
一般型は、所定の事由に該当した場合、積立金の中から10万円以上1万円単位で金額を指定し、「一部の払い出し(減口)」として一時金を受け取ることができます(積立金の全部を払い出すこともできます)。個年型は、積立金を払い出すことはできません。
Question 9
積立期間中に休職になった場合の取り扱いは?
Answer 9
一般型は、掛金の払込を全口中止(最長3年まで)することができます。「保険料中止申込書」を提出してください。再開する場合は、口数変更の申込期間に増口の手続きをしてください(払込中止中の加入口数は0口となります)。積立再開は、手続きをした翌年2月振替からとなります。個年型は、全口中止の取扱いはできません。掛金の払込ができない場合は脱退となります。ただし、一般型・個年型ともに掛金は口座振替ですから、口座に残高を用意していただければ継続することができます。
Question 10
本人が死亡した場合はどうすればいいのですか?
Answer 10
遺族に積立金をお支払いしますので、在職期間中は財団サービスセンターまでご連絡ください。必要書類を送付します。受取人の方が「アイリスプラン年金コース給付金請求書」を提出すると、遺族一時金が指定の口座に送金されます。年金受給中は年金証書と同封の「年金のしおり」を参照のうえ手続きしてください。
受取人順位:1. 戸籍上の配偶者、2. 子、3. 父母、4. 孫、5. 祖父母、6. 兄弟姉妹
Question 11
積立金残高は加入者に通知されますか?
Answer 11
はい。年1回、9月上旬頃に幹事生命保険会社より生命保険料控除証明書とあわせて「ご加入内容のお知らせ(積立金残高等のお知らせ)」を届出住所あてに送付します。
Question 12
積立てはいつまででもできますか?
Answer 12
掛金払込完了日※まで積立てできます。
なお、早期退職・人事異動等により公立学校共済組合および文部科学省共済組合の組合員ならびに私立学校教職員共済制度の加入者でなくなった場合は、制度から脱退となり、脱退・給付金請求の手続きが必要となります。
※ 掛金払込完了日
文部科学省共済組合の組合員は定年到達日、公立学校共済組合の組合員は退職日、私立学校教職員共済制度の加入者は、60歳誕生月をさします。
Question 13
定年退職するのですがどうしたらいいですか?
Answer 13
文部科学省共済組合・公立学校共済組合の加入者は毎年12月末~翌年1月頃に退職後の取扱いについて、当年度末に定年予定の方に所属の共済組合より案内を送付しますので、そのガイドにそって手続きしてください。また、個別の相談にも対応します。
私立学校教職員共済制度の加入者は60歳誕生月の約2ヶ月前に案内を送付します。
Question 14
定年以外で退職する場合はどうしたらいいですか?
Answer 14
財団のサービスセンターまでご連絡ください。案内を送付しますので、そのガイドにそって手続きしてください。また、個別の相談にも対応します。
Question 15
年金の種類はいつ選べばいいのですか? また、年金の種類は自由に選択できますか?
Answer 15
年金の種類は、払込完了時に選択してください。
また、年金の種類については次の中から選択できます。
一般型 | 個年型 | |
---|---|---|
年金の種類 |
[定額型確定年金]
[前厚(まえあつ)年金]
[定額型終身年金]
|
[定額型確定年金]
[前厚(まえあつ)年金]
[定額型終身年金]
|
Question 16
積立金がどれくらいあれば年金がもらえますか?
Answer 16
一般型の場合、全受取期間を通して年金月額が1万円以上あることが必要です。
下表の必要積立金額は、前厚期間経過後も1万円以上受け取るために必要な積立額を記載しています。
- 前厚割合2対1の場合・・・前厚期間中 年金月額2万円、前厚期間経過後 年金月額1万円。
- 前厚割合3対1の場合・・・前厚期間中 年金月額3万円、前厚期間経過後 年金月額1万円。
個年型は年金月額の制限はありませんが、年金の種類で、「定額型の2~5年確定年金」と前厚年金で"前厚割合3対1"のお取り扱いはありません。
定額型確定年金 | 定額型終身年金 | |||
---|---|---|---|---|
*1 | *2 | *3 | *4 | |
必要積立金額 約 |
587,870円 | 1,140,330円 | 1,659,530円 | 男 2,389,280円 |
女 2,753,130円 |
前厚年金(前厚割合2対1) | ||||
---|---|---|---|---|
*5 | *6 | *7 | *8 | |
必要積立金額 約 |
1,728,200円 | 2,247,400円 | 男 2,977,160円 | 男 3,049,500円 |
女 3,341,000円 | 女 3,372,320円 |
前厚年金(前厚割合3対1) | ||||
---|---|---|---|---|
*5 | *6 | *7 | *8 | |
必要積立金額 約 |
2,310,540円 | 2,824,560円 | 男 3,547,020円 | 男 3,618,640円 |
女 3,907,230円 | 女 3,938,230円 |
※記載の数値は将来改定されることがあります。ただし、年金受給権取得後は改定されることはありません。
*1 | 5年確定年金 |
---|---|
*2 | 10年確定年金 |
*3 | 15年確定年金 |
*4 | 10年保証期間付終身年金(60歳受け取り開始の場合) |
*5 | 前厚10年確定年金(前厚期間5年) |
*6 | 前厚15年確定年金(前厚期間5年) |
*7 | 前厚10年保証期間付終身年金(前厚期間5年、60歳受け取り開始の場合) |
*8 | 前厚15年保証期間付終身年金(前厚期間5年、60歳受け取り開始の場合) |
Question 17
いつから年金は受け取れますか?
Answer 17
一般型、個年型とも、満55歳以上で退職(私立学校教職員共済制度の加入者は任意脱退を含む)した場合、即時または繰延後(最長10年間)に年金を受け取れます。 ただし、個年型の積立金を年金で受け取る場合、積立期間が10年以上で満55歳以上の退職者(私立学校教職員共済制度の加入者は任意脱退者を含む)であることが条件となります。 個年型において満60歳未満で年金を選択する場合は保証期間付終身年金の選択となり、確定年金を選択する場合は満60歳までの繰延が必要となります。
Question 18
年金は何月にもらえますか?
Answer 18
年4回、2月、5月、8月、11月の各15日(金融機関休業日の場合は、翌営業日)に支払われます。
Question 19
年金受給中に残りを一時金として受け取れますか?
Answer 19
確定年金については、その時点での残余保証期間に対する未払年金現価を一時金としてお支払いします。終身年金を選択した場合は、その時点での残余保証期間に対する未払年金現価を一時金としてお支払いします。
Question 20
在職中に脱退や払出しをした場合の税金はどうなりますか?
Answer 20
一時所得として課税されます。
一時所得の課税対象額=(脱退一時金額-払込保険料合計額-50万円)×1/2 (ほかに一時所得がない場合)
※所得税に加え復興特別所得税が課税されます。
税務の取扱いについては税制改正により、今後変更となることがあります。
Question 21
年金にかかる税金はどうなりますか?
Answer 21
加入者本人が毎年年金を受け取る場合は、次の算式で得た額が、雑所得として課税の対象となります。
雑所得の課税対象額 = (基本年金年額+増加年金年額)-基本年金年額×既払込保険料総額÷年金支払総額(見込額)
課税対象額が年間25万円以上の場合は、課税対象額の10.21%が源泉徴収されます。
・令和6年4月1日時点の税法に基づき記載しています。
税務の取扱いについては税制改正により、今後変更となることがあります。
Question 22
引受生命保険会社はどこですか?
Answer 22
引受生命保険会社は、以下の6社です。(令和6年6月1日現在)
- 明治安田生命保険相互会社(事務幹事会社)
- 住友生命
- 日本生命
- 富国生命
- 太陽生命
- 第一生命
Question 23
住所が変わりました。どうすればいいですか?
Answer 23
毎年9月上旬頃送付の生命保険料控除証明書に同封されている「増減口・住所等変更手続のご案内」の変更申出書をご記入のうえ、文部科学省共済組合員・公立学校共済組合員の方は財団サービスセンターへご送付ください。私立学校教職員共済制度の加入者の方は私学事業団へ送付してください。
Question 24
月払・ボーナス払掛金の増額、減額はできますか?
Answer 24
できます。ただし、受付は年1回で、毎年9月上旬頃送付の生命保険料控除証明書同封の「増減口・住所等変更手続のご案内」に従って、増減口の申込用紙を請求してください。締切日までにお手続きをいただくと、翌年2月より変更後口数で振替開始となります。
Question 25
加入していますが、年金証書がありません。
Answer 25
年金証書の発行は、年金受給時となるため、積立期間中には送付しておりません。
ご加入のご確認は、毎年送付の「生命保険料控除証明書・ご加入内容のお知らせ(積立金残高等のお知らせ)」にてご確認ください。
Question 26
制度運営事務費0.9%とは何ですか?
Answer 26
口座振替費用、年間の通信費等です。
Question 27
途中解約はできますか?また、この場合、すぐ積立金は戻ってきますか?
Answer 27
随時承っております。解約時の積立金残高をご返金します。
送金スケジュールは、毎月15日(当日が土曜・日曜・祝日・振替休日にあたる場合は直前の平日)までに財団サービスセンターに到着した給付金請求書について、掛金の振替は翌月の振替から停止となり、脱退一時金および払出金は、翌月末までに送金となります。
Question 28
途中解約したら、減額がありますか?
Answer 28
途中解約による減額はありません。
ただし、加入期間および掛金(口数)の変更(増口)日により積立金額が払込掛金合計額を下回ることがあります。
Question 29
死亡時の、積立金の受取人の指定はできますか?
Answer 29
指定できません。加入者死亡の場合、積立金の受取順位は(1)戸籍上の配偶者(2)子(3)父母(4)孫(5)祖父母(6)兄弟姉妹の順になります。
Question 30
申込後、加入のお知らせはいつ届きますか?
Answer 30
2月中頃に送付します。お申込からお時間がかかり申し訳ございませんが、しばらくお待ちください。
Question 31
年金証書はいつ届きますか?
Answer 31
退職後、年金受給時の発行となります。
Question 32
所属が変わりました。どうすればいいですか?
Answer 32
変更手続きをしますので、所属所コード(ご不明な場合は、学校事務ご担当者へお尋ねください)と組合員証番号(健康保険証の番号)をご確認のうえ、財団サービスセンターへご連絡ください。