平成30年簡易生命表・国民生活基礎調査の概況

1 平成30年簡易生命表

令和元年7月、厚生労働省は「平成30年簡易生命表」を発表しました。それによると、男性の平均寿命は81.25年、女性が87.32年となり、前年と比較して男性は0.16年、女性は0.05年上回っています。
平均寿命の男女差は、6.06年で前年より0.11年減少しました(表1)。主な年齢の平均余命は、男女とも全年齢で、前年を上回っています。(表2)。

【表1】平均寿命の年次推移 (年)

和暦 男女差
昭和22年 50.06 53.96 3.90
25~27 59.57 62.97 3.40
30 63.60 67.75 4.15
35 65.32 70.19 4.87
40 67.74 72.92 5.18
45 69.31 74.66 5.35
50 71.73 76.89 5.16
55 73.35 78.76 5.41
60 74.78 80.48 5.70
和暦 男女差
平成2年 75.92 81.90 5.98
7 76.38 82.85 6.47
12 77.72 84.60 6.88
17 78.56 85.52 6.96
22 79.55 86.30 6.75
27 80.75 86.99 6.24
28 80.98 87.14 6.16
29 81.09 87.26 6.17
30 81.25 87.32 6.06
  1. 平成27年以前は完全生命表による。
  2. 昭和45年以前は、沖縄県を除く値である。

【表2】主な年齢の平均余命

年齢
平成30年 平成29年 前年との差 平成30年 平成29年 前年との差
0歳 81.25 81.09 0.16 87.32 87.26 0.05
5 76.47 76.30 0.16 82.53 82.48 0.05
10 71.49 71.33 0.16 77.56 77.50 0.05
15 66.53 66.37 0.16 72.58 72.52 0.06
20 61.61 61.45 0.16 67.63 67.57 0.07
25 56.74 56.59 0.15 62.70 62.63 0.07
30 51.88 51.73 0.15 57.77 57.70 0.07
35 47.03 46.88 0.15 52.86 52.79 0.07
40 42.20 42.05 0.15 47.97 47.90 0.07
45 37.42 37.28 0.14 43.13 43.06 0.07
50 32.74 32.61 0.13 38.36 38.29 0.07
55 28.21 28.08 0.13 33.66 33.59 0.07
60 23.84 23.72 0.12 29.04 28.97 0.07
65 19.70 19.57 0.13 24.50 24.43 0.07
70 15.84 15.73 0.11 20.10 20.03 0.07
75 12.29 12.18 0.11 15.86 15.79 0.07
80 9.06 8.95 0.12 11.91 11.84 0.08
85 6.35 6.26 0.09 8.44 8.39 0.06
90 4.33 4.25 0.08 5.66 5.61 0.05

2 平成30年国民生活基礎調査の概況

令和元年7月、厚生労働省は「平成30年国民生活基礎調査の概況」を発表しました。それによると、平成30年6月7日現在における全国の世帯総数は5099万1千世帯、平均世帯人員は2.44人となっています(図1)。

 
【図1】 世帯数と平均世帯人員の年次推移
世帯数と平均世帯人員の年次推移のイメージ
  1. 1995(平成7)年の数値は、兵庫県を除いたものである。
  2. 2011(平成23)年の数値は、岩手県、宮城県および福島県を除いたものである。
  3. 2012(平成24)年の数値は、福島県を除いたものである。
  4. 2016(平成28)年の数値は、熊本県を除いたものである。

世帯構造別にみると、「夫婦と未婚の子のみの世帯」が1485万1千世帯(全世帯の29.1%)で最も多く、次いで「単独世帯」1412万5千世帯(同27.7%)、「夫婦のみの世帯」1227万世帯(同24.1%)の順となっています(図2)。

【図2】 世帯構造別にみた世帯数(千世帯)
世帯構造別にみた世帯数のイメージ

65歳以上の人のいる世帯は2492万7千世帯(全世帯の48.9%)となっています。そのうち、「夫婦のみの世帯」が804万5千世帯(65歳以上の者のいる世帯の32.3%)で最も多く、次いで「単独世帯」が683万世帯(同27.4%)、「親と未婚の子のみの世帯」512万2千世帯(同20.5%)の順となっています(図3)。
児童※のいる世帯は1126万7千世帯(全世帯の21.1 %)となっています。児童数別にみると、児童が「1人」いる世帯は511万7千世帯(全世帯の10.0%)、「2人」いる世帯は455万1千世帯(同8.9%)、「3人以上」いる世帯は159万9千世帯(同3.1%)となっています(図4)。

  • 18歳未満の未婚の人
【図3】 65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の年次推移
65歳以上の者のいる世帯の世帯構造の年次推移のイメージ
  1. 1995(平成7)年の数値は、兵庫県を除いたものである。
  2. 2016(平成28)年の数値は、熊本県を除いたものである。
  3. 「親と未婚の子のみの世帯」とは、「夫婦と未婚の子のみの世帯」及び「ひとり親と未婚の子のみの世帯」をいう。
【図4】 児童の有(児童数)無の年次推移
児童の有(児童数)無の年次推移のイメージ
  1. 1995(平成7)年の数値は、兵庫県を除いたものである。
  2. 2016(平成28)年の数値は、熊本県を除いたものである。